#10. 中3不登校の受験と卒業と

前回は、少しずつ動き出した次男・ネコジローの変化について綴りました。

今回は、高校受験の結果と、中学校の卒業式についてのお話です。


受験直前、でも空気はぴりついたまま…

2月、いよいよ受験が目前に迫る中、ネコジローとの会話はほとんどありませんでした。

話しかけてもスルー。

受験に向けた準備や気持ちのサポートも、ままならないまま日々が過ぎていきました。


旅行で「話せる」きっかけを探してみたけれど

そんな中、以前から予定していた、ワンタローの大学合格を祝う県内一泊旅行へ。

ネコジローも一緒に行くことになっていて、

「これが少しでも前向きな気持ちになるきっかけになれば…」

という期待も込めての旅行でした。

実はもうひとつ、旅行を企画した理由があります。

ある日見た「大愚和尚」様の動画で、

「腹を割って話すには、旅行が一番」との話を聞いたのです。

(動画を貼ろうと思ったのですが、どの動画だったかわからなくなってしまいました…)

ネコジローとも、ワンタローとも、

ゆっくり向き合って話す時間をつくりたいと思ったのでした。


結果、腹を割るところまではいきませんでしたが──

家族でボードゲームをしたり、美味しいものを食べたり、

カラオケをしたり、陶芸体験に夢中になったり。

ネコジローも最初は無言気味だったものの、徐々に話すようになり、

帰る頃には「次の旅行いつにしよう」なんて言うほどに。

…と、思いきや。


また静かになって、そして迎えた受験当日

帰宅後はまた少しずつ沈黙が戻り、受験日前日も無視モード。

声をかけても返事はなく、

こちらの不安だけが募る中、受験当日を迎えました。

入試は2日間にわたって行われ、2日目が終わった頃から、

また少し会話が戻ってきました。

やっぱり試験って、緊張もするけど何かしらの区切りになるのかもしれない…と感じました。


ネコジローだけの、静かな卒業式

卒業式は、ネコジローの希望と学校の配慮で、

午後に校長室でひっそりと1人だけの卒業式が行われました。

みんなとは別の時間、別の場所での卒業証書授与。

でも、2年生のときにお世話になった先生が駆けつけてくれて、

最後に「ありがとう」を伝えることができたのは、

本当にありがたいことでした。


少しずつ、でも確実に

卒業式が終わったあとは、ネコジローが買い物に一緒に行くようになったり、

荷物を運んでくれたり。

夜ご飯の支度もほんの少しだけだけど、手伝ってくれるようになったり…。

言葉は少なくても、何かしら変わったような気がして嬉しかったです。


そして…まさかの「合格」!

気になる受験の結果はというと──

なんと、合格

あの、ほとんど勉強している姿を見ていなかったネコジローが…!

入試前日にようやく少しだけ勉強しているのを目撃した程度だったのに、

定員割れも手伝って(これも運のうち!?)無事に高校に合格することができました。

…親としては、驚きと安堵とツッコミとが入り混じる結果でした。


次回は、ネコジローの高校入学時の様子について綴っていきます。


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