#19. ボードゲームと会話がくれた、小さな家族の変化

こんにちは、トリコです。

前回は、ネコジローの不登校の根っこにあるものや、

周りの理解について私が感じていることを書きました。

今回はそこから少し時間が経ち、

最近のネコジローと私たち家族に起きた小さな変化について綴ります。


◆「腹を割って話したい」と思っていた頃

以前、腹を割って話すきっかけを作るために、家族で一泊旅行に行ったことを書きました。

👉 #10. 中3不登校の受験と卒業と

当時は高校受験目前。

会話もままならない時期で、気持ちが少しでも前を向けたら…という願いを込めた旅行でした。

結果的に「深い話」はできませんでしたが、旅館でカラオケをしたり、

卓球やボードゲームで笑い合ったり、久しぶりに“ただ楽しく過ごす家族の時間”を持てたことは大きな収穫でした。


◆ボードゲームが連れてきた空気の変化

その旅行で遊んだボードゲームが、私たちに思わぬ効果をくれました。

ゲーム中はスマホの存在を忘れて夢中になり、

普段は出てこない言葉や笑いが自然に生まれました。

「こういうの、家でもやってみようか?」という話になり、

私や夫が子どもの頃に大好きだった“人生ゲーム”を買ってみることに。

大学生のワンタローも含めた家族4人でやってみたところ、ネコジローは大ハマり。

1回に1時間半〜2時間ほどかかるので毎日は無理ですが、

ほとんど毎日のように「今日やらない?」と自分から声をかけてくるほどです。

既存の盤面に飽きると、自分でマス目を作り始めることもあります。

内容のある話ではなくても、笑いながら一緒に過ごすだけで、

小さなデジタルデトックスになっている気がします。


◆「腹を割る」は特別な場じゃなくてもできる

旅行のような“特別な時間や場所”を用意しないと話せないと思っていた時期もありましたが、

最近は日常のなかにその瞬間が転がっていることに気づきました。

ネコジローがぽつりと漏らす「嫌だったこと」「悲しかったこと」。

以前の私はすぐにアドバイスをしてしまっていました。

でも最近は、中高生時代の自分を思い出しながら、

似た経験や当時の気持ちを話すようにしています。

「解決策」ではなく「当時の自分の弱さや本音」を出していくと、

ネコジローも「それ、自分も近いかもしれない」と言葉を返してくれることが増えてきました。

本当に少しずつですが、自分の気持ちを外に出す力が育ってきているように感じます。


◆“自分との対話”を支えるということ

日記に書くのも、人に話すのも、どちらも「自分との対話」です。

子どもたちが安心して自分と向き合えるように──

「話してもいい」と思える空気をつくること。

「弱さごと受け入れてくれる相手がいる」と感じてもらうこと。

今の私にできるのは、その環境を育てることだと思っています。


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