不登校だったあの子

あの時の出会いが今の私に残したもの

こんにちは、トリコです。

今日は、少し昔の“出会い”の話をしようと思います。

それは、中学3年の頃。

五月雨登校を経てようやく学校に通えるようになった私が、

“学校に一度も来たことがない転校生”と出会った時のことです。

あの頃はただ「絵が好きな同士」として笑い合っていたけれど、

今になって思うと、あの出会いは

“学校に行かないこと”についての見方を少し変えてくれた気がします。


以前の記事にも書きましたが (👉行けない日々から見つけた“もう一つの世界”

中学1年から2年にかけて、私は五月雨登校をしていました。

けれど、新しい居場所を見つけたことで復学し、

中学3年になる頃には、以前よりも穏やかな日々を送っていました。

そんなある日、担任の先生から声をかけられました。

「転校してきた女の子の家に、一緒に行ってほしい」と。



その子は転校してきて以来、一度も学校に来ていませんでした。

先生は、「その子も絵を描くのが好きなんだ」と言いました。

同じように絵を描くことが好きな私なら、

話し相手になるかもと思ったのかもしれません。

新しい友達に出会えるのが嬉しくて、私はその誘いを受けました。


彼女の家に行くと、親御さんが迎えてくれました。

少し話をしたあと、彼女の部屋へ案内され、お互いの絵を見せ合いました。

彼女もゲームが好きで、同人活動もしていたのでした。



その話を聞いた時、「ああ、似てるな」と思いました。

学校ではなくても、こんなふうに

“誰かとつながれる”んだと感じたのを覚えています。

そして彼女から、また新しい世界を教えてもらって

ますます私の世界は広がっていきました。

それから何度か、彼女の家へ遊びに行きました。

でもやはり、日常的に顔を合わせる友達は学校の子たちで、

彼女とは特別な時間を過ごす“もうひとつの世界”のようでした。

私は、彼女がなぜ学校に来ないのかを一度も聞きませんでした。

一緒に学校に行こうとも言いませんでした。

聞こうとも思わなかったし、言おうとも思わなかった。

彼女と過ごす時間は、学校とは関係のない、

ただ楽しく絵を描いて笑い合うだけの時間だったからです。

今になって思えば、彼女や親御さんがどんな想いを抱えていたのか、

少しだけ聞いてみたかった気もします。

けれど、あの頃の私が聞いたところで何かが変わったわけではないでしょう。

あの時の私が“何も聞かずに一緒に過ごした”ことは、

きっと間違いではなかったのだと思います。


中学を卒業してからしばらくして、

高校1年の春に一度だけ、偶然彼女に会いました。

夜間の定時制高校に通っていて、楽しそうに話していたのを覚えています。

その後、彼女がどうしているのかは分かりません。

けれど、今もどこかで好きなことをして、

楽しく暮らしていたらいいなと思います。


そして現在に繋がっている

あの頃の彼女の姿は、今のネコジローと少し重なります。

学校という枠にうまく馴染めなくても、

誰かと出会い、何かを好きでいられる場所があれば、

人はきっと、どこかのタイミングで外の世界に出ていける。

そう思わせてくれた“あの子”の存在を、

感謝の気持ちで思い出しています。


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