こんにちは。トリコです。
不登校が始まってから、我が家では心も体も、
そして家計も少しずつ削られていきました。
今回は、不登校と向き合う中で感じた“疲弊”と、
“現実的なお金の問題”について書いてみようと思います。
次男ネコジローが不登校になったのは、中学3年生の春でした。
どうにか学校に戻れるようにしたい。
何が原因なのか知りたい。
親としてどう関わればいいのか。
そんなことばかりを考えていた最初の数ヶ月は、感情が大きく揺れ動く毎日で、一番精神を消耗していたように思います。
本を読み、動画を見、行政へ相談に行き、心理士さんの話を聞き、夫婦で何度も話し合う。
昨日は「見守ろう」と思っていたのに、今日は「やっぱり動かないとダメなのでは」と不安になる。
いろんな考え方に触れるたび、自分の気持ちまで揺れてしまって、涙が止まらなくなる。
トイレで隠れて泣いたことも少なくなかったです。

不登校のニュースを外側から見ていただけの頃、
「学校に無理に行かなくてもいいのでは」「学校に行かなくても今はいろんな道がある」
そう思っていました。
でも、実際に自分が不登校の子の親になった時、ちぐはぐな感情が入り乱れてすごく苦しくなった。
この感情は、当事者にならないと分からないのだと痛感しました。
不登校の子と向き合うことは、思っていた以上に精神を消耗します。
こちらの心が健康でないと、対応し続けることができない。
だから、自分を保とうとする。
なるべく明るく。
なるべく普通に。
なるべく大丈夫そうに。
でもそれは、「無理をして普通を装う」ということでもあって、結果的にさらに自分を疲弊させていました。
わかっていても、やめられない。
親だから。
ちゃんとしなきゃと思ってしまうから。

私はハンドメイドを仕事にしています。
もともとは一人でやっていた仕事でしたが、ありがたいことに少しずつ利益が出るようになり、
夫が会社を辞めて、一緒に仕事をするようになりました。
夫婦で家で仕事をしていたからこそ、不登校には向き合いやすかったと思います。
相談に行く時間も作れた。
情報を共有することもできた。
夫婦で一緒に悩み、考えることもできた。
でも、その代わりに、仕事はどんどんできなくなっていきました。
不登校について調べる。
相談へ行く。
夫婦で話し合う。
気づけば、ものすごい時間と気力を使っています。
それでも、解決の糸口は見えない。
仕事というのは、しなければお金になりません。
単純に作業時間が減ったこともありますが、それ以上に大きかったのは、「作る気力」がなくなっていったことでした。
売れるものを作り続けること。
新しいものを考えること。
どちらも、心に余裕がないとできないんです。
もともとハンドメイドは、「好き」で始めたものでした。
でも仕事になったことで、当然ながら毎月の売上目標があります。
生活していくためには、売らなければいけない。
売れなければいけない。
心が疲れていても、作らなければいけない。
でも、新しいものを考える力が出てこない。
それでもどうにか作る。
そんな状態が続いていました。

そして、不登校には現実的な「お金」の問題もあります。
家にいる時間が長いということは、電気代も増えます。
エアコンはほぼ24時間つけっぱなし。
昼食代もかかる。
精神科への通院費もある。
相談へ行く交通費や相談料もある。
4日行って終わってしまった高校の受験費用や入学金、教科書代、指定の靴やカバン、体操服や制服代も…
仕事はできなくなっているのに、出ていくお金だけは増えていく。
どれだけ節約しても、一発の負担が大きすぎて、時々虚しくなります。
みんな、どうしているんだろう。
働きに出ている親御さんもたくさんいると思います。
でも、私は正直、とてもじゃないけど働きに行ける精神状態ではありませんでした。
そんな中でも仕事に行っている親御さん、本当にすごいと思います。

不登校は、子どもの問題だけでは終わりません。
家族の時間も、心も、お金も、少しずつ削っていく。
そしてその疲弊は、なかなか人には見えません。
だからこそ、「しんどい」と感じること自体を、自分で否定しないでいたいと思っています。
とはいえ、それが簡単に出来ていたら苦労はないんですけどね。
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