不登校の「成功体験」が苦しいときがある。道半ばの私たちが救われる場所
こんにちは。トリコです。
不登校の子どもを支える親にとって、
「解決法」や「成功体験」は希望の光に見えるものです。
でも、その光が、ときに眩し過ぎて心を疲れさせることもあります。
今回は、そんな「情報に押しつぶされそうになった」私自身の体験と
不登校の“解決”とは何かを改めて考えたお話です。
情報を集めても、心が軽くならない夜
子どもの不登校が始まってから、私たちは必死に情報を集めました。
本、ブログ、動画、専門家のアドバイス。どれも「救い」を求めて手を伸ばしたものです。
けれど、ある時ふと気づきました。
「どうしてうちの子には通じないんだろう」
「私はこの通りにできていない」
そんな思いが積み重なって、
光だったはずの情報が、重荷に変わるときがあります。
「成功事例」を見続けて苦しくなる理由

不登校の「成功体験」を読むと、心がざわつくときがあります。
きっとそれは、そこに希望と同時に“比較”が生まれるから。
どの子も、どの家庭も、背景もタイミングも違う。
頭では分かっているのに、
「この通りにできたら…」
「私の受け止め方が足りなかったのかも」
と、自分を責めてしまう瞬間があるのです。
私は今、「成功の情報を集めること」から
少し距離を置きたい気持ちになってしまっています。
救いは「まだ道の途中」にある
そんな中で、私が今いちばん心を寄せて読むのは、
「まだ渦中にいる親」の言葉です。
うまくいかない日々、何度もくじけそうになりながらも、
それでも一歩ずつ、手探りで前に進もうとしている姿。
それを見ると、「うちだけじゃないんだ」
「同じ想いを抱えて頑張っている人がいるんだ」
と思えて、泣きたくなります。
「道半ばの親」だからこそ伝えられること
私は、不登校解決のゴールを「登校すること」だとは思っていません。
「自分で立ち上がり、進んでいく力を持つこと」
それが、私の考える「不登校の解決」です。
まだ途中にいる私たちの発信には、
「具体的な答え」や「劇的な変化」はないかもしれません。
でも、誰かが読んで「今の私でもいいんだ」と思える瞬間があるなら、
この場所に書き続ける意味があると思っています。
比べないで、ゆっくりでいい

不登校解決への道のりは、親にとっても試練の連続です。
焦らず、比べず、少しずつ。
もしあなたが今、「成功体験」に苦しさを感じているなら、
ここで少し立ち止まっていってください。
「まだ道半ば」でもいい。
「進めない日」があってもいい。
このブログが、あなたの心を少しでもやわらげる
“途中の居場所”になれたら嬉しいです。

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